吸収型波長計の制作と使い方
裏蓋をあけて撮影した(スキャナの上で)
外観
内部(回路は至って簡単である)
 
回路図
 
発振器や、高周波増幅器などの動作確認の時、機器からの高周波信号を、同調回路で選択して信号の周波数と大小をダイヤルとメーターから知ることが出来る。
高周波の実験・制作の時に、有ると大変便利なツールのひとつ、ディップメーターで代用する事も出来るが、専用の物を作ると使い勝手の良い物のが出来る(多分)。
 
◆特徴◆
検出用(同調)のコイルを差し替えて広い周波数に対応(プラグインコイルとする)
バリコン(可変容量コンデンサ)の軸は表に出し、同調周波数を記入した円盤を取り付けて周波数を読めるようにする。
メーターアンプTLC271CP)を使って微少な信号の検出が出来る。
メーターアンプに単電源用OPアンプを使用(9Vで動作)
◆制作・調整◆
作り方については、ディップメーターの制作を参考にする、特にコイルはディップメーターと同じ寸法、作り方にした。
OPアンプ(TLC271CP)は逆さまに両面テープで基盤に張り付けた、足の間隔が狭いので注意して配線する。OPアンプの足でアースする(8pin)は、基板にハンダでつける。
 
メモリ板の書き込みはディップメーターを発振させて発信周波数を周波数カウンタで確認しながら行いました。また、第2高調波や、第3高調波等もメータアンプのスイッチをオンにしておくと利用することが出来ます。
メーターアンプをONにし、入力が何も無いようにして(コイル抜いておく)TLC271CPの1,5番ピンに接続している10kオーム(10回転トリムポット)の半固定ボリュームを回してメーターの針が+から0(必ず)なったところで止める。(0点調整)
使い方
普通は、スイッチをoff(検波回路にメーターが直接接続になる)にして、発振器や高周波アンプのコイルなどに吸収型波長計のコイルを近づけます。
目的の周波数付近をダイヤルを回して信号の有無を確認します、メーターが最大になるところのダイヤルのメモリが目的の信号の周波数になります。
測定時には、なるべく非測定部から離して、非測定回路に影響を与えないようにします
メーターの振れが小さいときや、高調波等を見たいときには、スイッチをONにして、感度調整ボリュームでメーターの振れ(メータアンプの感度)を調整して測定します。
 
この吸収型波長計を作ってからは、高周波回路のトランスやコイルの調整が大変楽しくなりました。なにより、同調回路のコアやコンデンサを調整するときの回路動作が大変、把握しやすくなりました。